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10章:1月1日 (7/8)

1月1日の日の事を思い出していると、父親と言い争っていた母親の視線は私に向けられていた。


「…冬馬君は…彼氏じゃないよ」


私の言葉に、母親は『意外』といった表情を浮かべた。



別れ際、冬馬君に対しては「またね」とも「元気でね」という言葉よりも先に


「ありがとう」


という感謝の言葉が咄嗟に出た。


その5文字には色んな意味が込められている。伝えきれない想いを、この5文字に凝縮するかの様に。


「それ、僕が言いたかった台詞」

「え、ごめん」

「ぇえ?そこ謝っちゃうの?」

「え!?あ、ごめ…じゃないや」


笑いが込み上げ、2人で笑うと、どっちからともなく


「「またね」」


と、笑顔で別れた。


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春夏秋冬4【完結】 ©著者:みるみる

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