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10章:1月1日
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言葉を発してからの沈黙は、とても長く感じた。
「…うん。そっか!うん…ああ!何かごめんね。こんな暗い雰囲気にしちゃって…ごめん…」
息を吐くと浮かぶ白ささえほとんど無い程、ぎゅっと口を閉じた2人の目の前は、暗闇が広がっている。
「…冬馬君」
やっとの思いで再び口を開いた私に、冬馬君は「ん?」と、優しくも悲しげな目で見つめた。
「…でもね…まだ続きがあるの」
「…続き?」
「うん。冬馬君、あの日『恋愛感情がなくても付き合って、嫌なら別れてくれても構わない』って言ってくれたじゃない?」
「うん」
「あの言葉ね、それ程真剣に想ってくれてるんだなと思ったら嬉しかったの。でも…私は中途半端な気持ちでは付き合いたくない…って思った。それは冬馬君の事が大切だからこそ、余計そう感じて…今はまだ冬馬君と付き合う事には考えがつかなくて、だから今の答えを選択した。けどね、正直今のこの感情はまだハッキリと自分でも分からないんだ。冬馬君に想いを伝えられてから1年。1年って長いようで…何だか色んな事ありすぎたせいかあっという間に感じて、だから…今の段階の素直な気持ちをありのまま話すと何だか中途半端な答えになっちゃってごめんなさい…」
頭を下げる私に
「何で謝るんだよ。それが彩ちゃんの今の正直な気持ちなんでしょ?謝る事なんてないよ」
と、冷たいはずの手なのに、頭に触れたその感触はとても温かく感じた。
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