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8章:Last (2/12)

ジリリリリ…


ガタン…

ベッドの中から手を伸ばし、手探りで見つけ出すと、止めたと同時に目覚まし時計は床へと落ちた。


こうなってしまったらもう起き上がるしかない。
いや、こうならなければ起き上がる事は不可能だったから助かった気持ちでいっぱいだった。


なかなか眠気が来ない私に、眠気が来るまで付き合ってくれた夏希。

去年とは違い、シェアハウスで過ごす最後のクリスマスイヴは楽しい思い出となって良かった。


…とは言っても、やっと眠気が襲ってきたのは朝方で、約束の時間はお昼。
僅か3時間程の睡眠時間の体は、思った以上に怠さが残った。


起き上がり、化粧をしながら準備をしているうちに、時間は刻々と迫っているせいか…体の怠さを忘れる程の緊張が再び私を襲った。


冬馬君と2人きりになるのは今日が初めてじゃない。
それなのに、いつも以上のこの緊張感の原因は


『ラストチャンス』


冬馬君が発したこのキーワードにあるのだろう。


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春夏秋冬4【完結】 ©著者:みるみる

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