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7章:素直な自分
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気持ちにまだ整理がついていない私など関係なしに、月日はどんどんと過ぎていく。
春さん、夏希、秋元さんは、私と冬馬君の誕生日兼クリスマスイヴの計画に日々忙しそうにしていた。
当の本人はというと…誕生日兼クリスマスイヴが楽しみな反面、翌日のクリスマスの事の方が頭の半分以上を占めていた。
約束の1月1日に段々近付いて来ても冬馬君の態度はいつもと変わらず、一緒にご飯を作ったり等…変わらない毎日を過ごし、とうとう12月24日がやって来てしまった。
「…」
朝から、呼ぶまでリビングに来ないでと言われた私と冬馬君は、ようやく呼ばれた午後6時過ぎ…リビングを見て唖然とした。
「すげーだろ?」
得意気の夏希と、嬉しそうな秋元さんと、無理矢理付き合わされた感が否めない春さん。
「いや…うん。凄いんだけど…」
言葉を濁す冬馬君の言いたい事は分かる。
私も同じ事を思っていた。
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春夏秋冬4【完結】 ©著者:みるみる
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