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6章:一途な想い
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ラスト…チャンスか。
今はまだ、正直気持ちに整理がついていない。
「うん、いいよ」
クリスマス、もしかしたらハッキリと答えが決まるかもしれない。
それに、冬馬君が出した条件とはいえ、私はその条件をのんだ。
ラストチャンスを断る訳にはいかない。
私の答えを聞いた冬馬君の顔は、ぱあっと明るくなり
「本当!?ありがとう!」
と、子供の様に無邪気な笑顔を見せた。
今はまだ、自分の気持ちを自信を持って言えないけど、ただ1つだけハッキリ言える事は、冬馬君と一緒に居るとただ純粋に楽しいという事だ。
その想いは、秋元さん達と一緒に居る時と同じ感情なのか、違う感情なのか…曖昧な感情が私の中をぐるぐると巡っていた。
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