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5章:事件です!! (11/11)

向かえた秋元さんの誕生日。


報道では『良い友達です』なんて言ってはいるけど、真白苺ちゃんはアイドルだ。
簡単に熱愛を肯定するはずがない。
それを分かっているのか、秋元さんは元気になる事はなく、誕生日が来てしまった。


何で落ち込むか分からないから、私達は余計な事はせず、無難に誕生日をしようという結果に至った。


勿論苺を使ったケーキを避けると、自然とチーズケーキに辿り着いた。


冬馬君と張り切って作った料理を振る舞い、それぞれプレゼントを渡し、大袈裟な位に祝う。


秋元さんは「みんな、ありがとうございます」と笑ったが、その笑顔は見ていて痛々しかった。


秋元さんを心から笑顔に出来る事が出来ないまま、誕生日は過ぎた。


「たかがアイドルだろ」


と、夏希は言ったものの、たまたまアイドルという枠でテレビに出ているだけで真白苺ちゃんだって同じ人間だ。
好きな人が他の人と付き合う…過去に経験した私にとっては、秋元さんの落ち込む気持ちが分かる。一途に好きになればなる程、その痛みと悲しみは大きい。


余計な事かなと数週間考え込んだが、何か前向きになるキッカケになれば…と、2階にある秋元さんの部屋の扉をノックした。


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春夏秋冬4【完結】 ©著者:みるみる

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