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3章:2人きり
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「彩ちゃん準備出来た?」
部屋の扉をノックした後、扉の向こうに居る冬馬君が声を掛けた。
「うん!今出るね」
鏡の前で髪や服を整えると、自分の部屋の扉を開けた。
「よしっ!じゃあ行こうか!」
「うん!」
リビングに居た春さんに「行ってきます」と声を掛け、2人でシェアハウスを出た。
今日は約束していた服を一緒に見に行く日。
私の服を見るついでに、冬馬君は靴が欲しいとの事で、服を見に行くというよりは、一緒にショッピングに行く…何だかデートみたいな形となった。
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