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1章:冬馬君の優しさ
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「今日はもう遅いから帰ろうか」
飲み終わった空のペットボトルをごみ箱へ投げ捨てると、私に視線を向けた。
大分疲れが取れた足をゆっくり立ち上がらせると、2人でシェアハウスへと向かった。
「次行く時は心配だから僕も一緒に行っていい?」
この状態では、私はまた辿り着けないだろう…それに、その時は何かしらの形でお詫びをしたいと思い、首を縦に振った。
「良かった…あっ!今日の夜ご飯はね、春君と拓君が作ってくれるって!だから早く帰ろう♪」
「うん!」
冬馬君と話をしながら歩いていると、シェアハウスまではあっという間に感じた。
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