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1章:冬馬君の優しさ (10/15)

歩き疲れた足を近くのベンチに座り、休める。


「やばい…完全に迷子だ…」


携帯を手に取り、アドレス帳から『冬馬君』を探す。


出なかったら…何とか自力で帰ろう。


そう決心し、発信ボタンを押した。


コールが鳴る。
まだ2回しか鳴ってないというのに、「やっぱり迷惑かな」という気持ちが押し寄せ、切ろうとした時…


「…し?もしもし?」


と、冬馬君の声が聞こえた。


慌てて離した携帯を再び耳に当てる。


「あっ…えっと、私!彩」

「やっぱり彩ちゃんか!そうだと思ったよ。どうしたの?分からなくなった?」


冬馬君の声と共に、車の走る音、風の音が聞こえ、きっとバイトから帰っている途中なんだと分かった。


「えっと…うん…ちょっと…ごめん」


そう私が言葉を発する前に、鍵を開ける音が聞こえた。


「あ…やっぱいいや!ごめん!分かった!今思い出した!ごめんね。ありがとう」


切ろうとした時


「彩ちゃん今何処!?居る場所分かる?分かんないなら近くの建物教えて」


と、強い口調で言われ、驚きのあまり正直に近くにある建物を教えた。


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春夏秋冬4【完結】 ©著者:みるみる

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