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8章:「転」④ (1/10)

8章:「転」④

そうして地図上の一番外側のオレンジ色を結んでいくと、そこには少しいびつな格
好の「円」が現れた。
他のオレンジ色はすべてその内側にある。
想像が現実になっていくことにゾクゾクする。
次に私は家から持って来た同級生の住所録を鞄から取り出す。まさかと思いながら
も昨日立てた仮説に役立つかも知れないと用意したのだが、さっそく使う場面が来
た。
初めて開く住所録を片手に、今日聞いた「怖い夢」を見ていたという子の家がある
辺りを、ひとつひとつ蛍光ペンで塗っていく。
木曜日に見た子。金曜日に見た子。そしてまだ内容を思い出せない子。それぞれ赤、
青、緑の3つの色を使って塗り分ける。
それらの色とオレンジ色との関連性は見つけられない。接近しているのもあれば、
全く離れているものもある。オレンジの円の外側に位置しているもさえある。けれ
ど赤、青、緑には明らかに相関性があった。
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怪物 ©著者:hare

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