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10章:葛藤 (2/6)

僕は樹里から敬称をなくした。


恋人なのに敬称や敬語はおかしい。


『何だかくすぐったいなぁ』


樹里はそう言いながらも嬉しそうだった。


時は順調に流れた。


薄着から次第に上着が必要となっていき、徐々に冬の訪れを感じはじめた。


最早、僕は自分が過去に犯した過ちの事など忘れかけていた。


そしてあの喋るチワワの存在までも。


考える必要などない。


そうとまで思っていた。


嫌な過去は全て忘れ去り、今の充実した生活を楽しんでいだ。


背後に迫りくる二つの目の存在にも気づかずに。

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愛証 ©著者:ゆえ

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