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9章:恋人
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樹里は目を見開いて僕を見つめた。
その表情から僕の発言が予想外であった事がわかった。
「…付き合う?私と幸一郎君が?」
「そう、いつまでもこんな関係なのは良くないよ」
樹里は明らかに困惑の表情を浮かべた。
それはきっと年の差からくるものだろう。
僕は話を続けた。
「僕はアンタが好きだ。アンタもそうだろ?だったらいいじゃないか。関係付けをはっきりさせよう」
樹里の瞳はみるみるうちに涙が溢れ、やがて流れ出た。
また涙…!
平静を装いながらも心の中は焦りに焦っていた。
どうも女性が泣く姿は苦手だ。
「…だって、私と幸一郎君は12歳も離れてるんだよ?」
「知ってるよ。それでも構わないから言ってるんじゃないか」
そう言い、樹里の小さめな口唇にキスをすると抱き締めた。
「もう一度言うよ。僕達、ちゃんと付き合おう」
すると樹里は観念したかのように息を漏らし、頷いた。
「…本当は幸一郎君の誕生日プレゼントはこの指輪をあげたかったの。でも、幸一郎君の同級生達と遭遇した時に何だか年の差を感じちゃって…」
そういう事だったのか。
あの時、樹里が曇り顔だった理由がようやくわかった。
そしてプレゼントが腕時計だった理由も。
「…本当に私でいいの?」
「何度も言わせないでよ。アンタがいいんだ」
そう言って頭を撫でると樹里は再び泣き始めた。
ああ、また…
仕方ない。こうなればもう一回。
僕は再び、ティラノザウルスの物真似をした。
樹里が泣き止むように。
こうして僕と樹里は恋人になった。
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