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8章:ペアリング (2/5)

僕の生活は順調を極めた。


それは樹里の事だけではなかった。


全てが四年前と一緒。


つまり僕は何が起きるかがあらかじめわかっていて、問題がある場合はそれを回避するようにすればいいだけの話だったのだ。


先が読めるという事は素晴らしい。


全てが自分の思うように進む。


快感以外の何物でもない。


毎日を上機嫌で過ごした。


そして明日は僕の誕生日。


僕は部屋でペアリングの収められた小箱を眺めていた。


『幸一郎君、誕生日プレゼントは何が欲しい?』


樹里からの問いに僕は迷わず“アクセサリーが欲しい”と答えた。


樹里が何をくれるかは既にわかっていた。


そう。
このペアリングをくれるんだ。


さも知らなかったかのように大袈裟に喜んであげよう。


今度は龍哉さんからではなく、樹里本人から受け取れるんだ。


ペアリングの入った小箱を机の引き出しにしまうと眠りについた。

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愛証 ©著者:ゆえ

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