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4章:罪と罰 (9/9)

どのくらいの時間が経っただろうか。


携帯で時間を確認するとすでに四時間が経過していた。


夕焼けが迫っており、僕の白いシャツが茜色に染まる。


帰りの飛行機の時間は21時半、最終便だからそれを逃すと帰れなくなる。


伊万里から福岡空港までは約2時間。


18時半には出ないといけない。


僕に許された時間は一時間もない。


最早、ここまでか…


そう諦めかけた瞬間、引き戸が開かれた。


龍哉さんだ。


「…はよ、入れ」


龍哉さんはぶっきらぼうに言うと僕を家に招き入れた。


祈りが天に通じた。


「お邪魔します」


深々と頭を下げると樹里が生まれ育ったこの家に足を踏み入れた。

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愛証 ©著者:ゆえ

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