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2章:病院 (2/3)

刑務所を出た僕はその足で電車を乗った。


行く先はただ一つ。


母が入院している病院だ。


その病院は駅から少し離れている。


方向オンチな僕はタクシーに乗り、病院を目指した。


「誰か入院しているのかい?」


タクシーの運転手とミラー越しに目が合った。


『僕が人を殺してしまったから母の頭がおかしくなってしまって入院したんです』


…なんて口が裂けても言えるわけがない。


「…母親が入院しているんです」


それだけ言うと運転手の会話を聞き流しながら、外の景色を眺めた。

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愛証 ©著者:ゆえ

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