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1章:天使
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1章:天使
京介さんから聞いた話だ。
怖い夢を見ていた気がする。
枕元の目覚まし時計を止めて、思い出そうとする。カーテンの隙間から射し込む朝
の光が思考の邪魔だ。もやもやした頭のまま硬い歯ブラシをくわえる。セーラー服
に着替え、靴下を履いて鏡の前、ニッと口元だけ笑うとようやく頭がすっきりして
来る。
そしてその頃になってまだ朝ごはんを食べていないことに気づく。
ま、いいか、と思う。
朝ごはんくらい食べなさいという母親のお説教を聞き流して家を出る。
今日は風があって涼しい。本格的な夏の到来はもう少し先のようだ。大通りに出る
とサラリーマンや中高生の群れが、思い思いの歩調で行き来している。私もその流
れにのって、朝の道を歩く。
この春から通い始めた女子高校は、ただ近いからという理由だけで決めてしまった
ようなものだ。それがたまたま私立だったというわけで、両親にはさぞ迷惑だった
ことだろう。
薄くて軽い鞄を片手に、歩くこと10分あまり。高校の門をくぐって、自分の下駄
箱の前に立つと、今ごろになってお腹が減ってくる。
ああ、バターをたっぷりぬった食パンが食べたい。
そんなことを思いながらフタを開けると、上履きの他に見慣れないものが入ってい
た。
手紙だ。可愛らしいピンクのシールで封がされている。
とりあえずそのままフタを閉じる。
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