ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

64章:星を見る少女 (1/24)

64章:星を見る少女

大学一回生の春だった。
そのころ僕は、以前から興味があった幽霊などのオカルト話に関して、独特の、そして強烈な個性をまき散らしていたサークルの先輩に心酔しつつあった。
いや、心酔というと少し違うかも知れない。怖いもの見たさ、のようなものだったのか。
師匠と呼んでつきまとっていたその彼に、ある日こんなことを言われた。
「星を見る少女を見てこい」
星を見る少女?
一瞬きょとんとしたが、すぐにそんな名前の怪談を思い出す。怪談というよりも都市伝説の類かも知れない。
「どこに行けばいいんですか」と訊いてみたが、答えてくれない。何かのテストのような気がした。ヒントはもらえないということか。
「わかりました」
そう言って街に出たものの、地方から大学に入学したばかりで土地勘もない。大きな街だ。まったくの徒手空拳で歩き回り、偶然見つかるほど甘いものではないだろう。ということは、このあたりでは有名な話なのかも知れない。
906 /1268

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

師匠シリーズ ©著者:hare

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.