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58章:すまきの話 (1/33)

58章:すまきの話

学生時代の秋だった。
朝や夕方のひとときにかすかな肌寒さを覚え始めたころ。俺はある女性とともにオカルト道の師匠の家を襲撃した。
周囲の住宅も寝静まった夜半である。アパートの一室から光が消えているのを確認した上で、足音を殺しながらドアの前に立つ。ノブを捻るとあっさりと手前に開いていく。鍵が掛かっていないのは分かっていた。
そろそろと暗い部屋の中に入り込み、布団にくるまっている師匠を見下ろす。二人で目配せをした後、持参したロープを上手に布団の下に這わせ、慎重に準備を整える。
そして一気にロープを引っ張り、布団ごと括り上げる。

「な、なん」

急な衝撃にそんな短い発語をした師匠は、けれどたいした抵抗もなく俺たちの前に見事な簀巻きとなって一丁上げられた。

「なんですか」
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師匠シリーズ ©著者:hare

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