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10章:叫び [9]
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私は年中もれなくアザだらけで、ベニア板を腕に刺された時の傷跡と、酒のビンで顔面を刺されたときの傷跡は、今でもハッキリ残っているし、一生消えることはない。
それと同様、正樹のお腹にも15㎝以上の刺し傷が今でもミミズのように残っているのだろうが。
また束縛も半端じゃなく、他の男と話すかもしれないという理由で学校にも行かせてもらえず、最後の方はほぼ監禁状態だった。
私は正樹に別れを告げ、逃げるようにして実家に帰った。
ばいばい正樹。
一年間の交際だった。
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[叫び] 実話の物語 ©著者:転載王
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