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9章:叫び [8] (2/8)

「お金欲し〜い!!」

ミドリはよくこの言葉を口にした。

確かにその通り。
食料も、化粧品も、洋服も万引きしたもので間に合っていたけれど、それでも結局「現金」って必要だった。

駅前を通り過ぎるギャル達のファッションが、Gジャンから原色コートへ、厚底サンダルから厚底ブーツへと変わり始めた11月…。

二人の季節も「食欲の秋」から「金欲の冬」に変わろうとしていた。

私たちは華やかな駅前を足速に通過し、人通りの少ない裏道で息をひそめた。

「あっ!あいつイケそう!」走って近寄り
『ねぇ、お金貸してくんない?』と脅す。

ほとんどの子は、すぐにお財布を出すので私たちも『ありがとちゃーん!』としっかりお礼を言って、次の獲物を探す。
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[叫び] 実話の物語 ©著者:転載王

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