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5章:叫び [4]
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息が苦しい…身動きが取れない…それでも私を殴り蹴るママとお兄チャン。
まるで二人で協力して、悪者を退治してるとでも言わんばかりの二人の顔。
私はその顔を今でも時々思い出してしまう。
私は悔しかった。
『私が暴れるのは、全部私だけのせいなの?…生まれつきカモしれないし、育った環境のせいカモしれないのに、自分でもどうしようもなくて辛いのに、どぉしてこんな思いしなきゃいけないの?』ずっと考えていた。
そんな事があっても、翌朝になれば、私はランドセルを背負い、何事もなかったかのように登校していた。
体はミミズ腫れや青タンだらけだったし、手の爪は剥がれていたけれど、「どうしたの?」と尋ねてくる友人達に私は、『転んだだけ!』とか『ドアに指を挟んじゃったの!』と言い張っていた。
ママやお兄チャンに、そういう風に言えなどと強要された事は一度もない。
若くて美人なママと、強くてカッコイイお兄チャンは、何の取り柄もない私を飾る、唯一のアクセサリーだったから、その二人に本当は嫌われているだなんて、私の恥だった。
ママやお兄チャンをカバっていたのではなく、自分自身をカバっていた。
『私は不幸なんかじゃないよね…』
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[叫び] 実話の物語 ©著者:転載王
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