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5章:叫び [4] (2/6)

私が「クレイジー」である事の、最大の被害者は、お兄チャンだったかもしれない。

お兄チャンは一歳しか離れていないのに、自分の事を「お兄チャン」と強く意識していて、家族に不平不満を言ったりする事は、ほとんどなかった。

私が一方的に暴れてお兄チャンを殴ったり蹴ったりしても、「この子はきちがいなんだから我慢して!」とママによく言われていた。

それに私は、自分の家が貧乏な事を信じようとしてなかったので、『あれが欲しい』とか『どうして買ってくれないの?』など、よく口にしていたが、お兄チャンは、そういうワガママも口にしなかった。

いい意味でも、悪い意味でも、ママは私ばかりに注目していて、私にかかりっきりだった。
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[叫び] 実話の物語 ©著者:転載王

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