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13章:付いてくるモノ (1/6)

13章:付いてくるモノ

先日、バイク事故で死にかけていた(殺しても死ななそうな)ケイさんの退院祝いに、同期の松田と俺とケイさんのお兄さんという不思議なメンツで松田のセダンにて某テーマパークに行って来た。
ケイさんの妖怪並の回復力、ジェットコースターが乗っている最中に機械の誤作動で止まったりと、かなり本気で洒落にならないことがあったりしたが、
それなりに楽しかったしケイさんのお兄さんの巴さんはケイさんと違ってかなり優しく、たかが2歳差でこうも人間のデキは違うのかと思ったりした。
しかしそれは甘かったと、数時間後に知るハメになった。
帰りの車中、運転してくれていた巴さんが突然「●●霊園に行こう」と言い出したのだ。いわく、かなり怖い心霊スポットらしい。当然俺は怖いので嫌がったが、満面の笑みで
「降ろすよ?」と脅されれば行かないわけにはいかない。知らない場所、それも山道に取り残されるのは方向音痴な俺には死を意味する。
ケイさんはため息をついて「また始まった」と言うだけだったし、唯一の味方のはずの松田は何故かノリノリで誰も俺の味方はいなかった。
結局しばらくして、霊園に到着した。巴さんは車を霊園の入口に止め、どこからともなく二本の懐中電灯を取り出し、一本を俺に渡した。
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ケイさん ©著者:hare

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