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10章:20○○年、春 (3/9)

「なんか、お前…」



「ん?」


私は内心ビクついた。
大丈夫。
家を出る前に何度もチェックした。


着こなしは完璧。
メイクも薄い。
髪は後ろで束ねて
どう見ても事務員にしか見えない。



「あ…いや…」

口ごもる神山に


「何よー。何か変?」
と強気に出た。




「いや、何か」

神山はボソッと言った。


「コスプレみてえ。」



「もー。」
私は安心して笑った。



笑って
雑誌で読んだような適当な会社の愚痴と
世間話で夜を過ごした。




でも

今になって思う。


あの時神山のセリフは何か


何か少し、勘づいていたのかもしれなかったって…。
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ルブタンを履いたトラネコ ©著者:A。

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