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6章:崩せ。 (2/8)

無言で靴を脱ぎ、部屋に入ると


目の前をサッと猫が横切る。



「…お帰り?」
ソファーに横になって本を読んでいた神山が


顔をこちらに向ける。



『お帰りって…』
私は鍵をテーブルの上に置き
神山の向かいのソファーに座る。



「鍵…返そうと思って…」



神山はゆっくり起き上がり、キッチンに行くと

「ふーん?」と意地悪そうに笑う



「何よ」



いつもの水を私が受け取り


飲むのを見届けてから



本当にさりげなく簡単に

奴は言った。



「今日は仕事はー?」



一瞬、空気が凍りついた。
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ルブタンを履いたトラネコ ©著者:A。

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