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5章:心に (2/11)

私は


自分に意志がなくなったように


ハーメルンの笛吹きの笛の音に付いて行くネズミのように



何の躊躇もなくその家に入って行った。



『…私は売春婦なんだし…手を出されたらお金を貰えばいいんだ。』



通された部屋は
意外な程殺風景で



でも、服や家具等は全て高級ブランド品ばかりだった。



ソファーに座ると
神山はメイク落としシートを私に渡した。



「ティッシュ渡したところで手遅れでしょ」
と鏡を指差す。



鏡にはメイクがドロドロになった酷い顔が映っている



私は、泣いていた事をとっくに忘れていた。
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ルブタンを履いたトラネコ ©著者:A。

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