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4章:接触 (12/12)

「…こいつ、ベンガルなんだけど」



あたしの頭の上から
若い男性の声がする。



振り返ると



「トラって何か田舎くさくね?」



コンビニの袋を持ち
神山が立っていた。



膝に飛び付いてきたネコを抱き上げる。



「ちなみに、こいつあんまり俺以外の人にはなつかないから」



「…」



暗闇の中に光る

二匹の獣の目が

こちらを見ている。



言葉を失ったまま
どうしていいかわからない私に彼は



「ネコ好きなん?」



と尋ねた。



「うん…」
と答えると



「ちょっと持って」とコンビニの袋を私に渡し



ネコを抱えながら
顎先だけで
私を家の中に招く合図をした。
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ルブタンを履いたトラネコ ©著者:A。

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