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10章:危険な好奇心⑩ (1/9)

10章:危険な好奇心⑩

そして月末の土曜日。

俺、慎、淳。。。
小学校以来、久しぶりの三人での再会だった。
昼に駅前のマクドで落ち合った。
久しぶりに会った慎は冬なのに浅黒く日焼けし、少しギャル男気味だった。
まぁ、それはさておき、夕方まで色々と語った。
それぞれの高校の話。
恋の話。
昔の思い出話。。。

もちろん『中年女』の話題も出てきた。
あの時それぞれが何よりも恐ろしく感じていた『中年女』も、今となればゴミ回収のおばさん。
病院での出来事を俺と淳が慎に詳しく話してやると、慎は
『あの頃と違って、今ならアイツが襲って来てもブッ飛ばせるしな!』
と笑いとばした。

もう俺達にとって『中年女』は過去の人物、遠い昔話で、トラウマでも無くなっていた。

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危険な好奇心 ©著者:hare

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