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1章:貸別荘
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1章:貸別荘
2年前の話を
この話は一応口止めされている内容のため、具体的な場所などは書けません。
具体的な部分は殆ど省くかボカしているので、それでもいいという方だけお読みください。
高校3年の夏休みの事。
俺と友人5人は、受験勉強でかなり疲れが溜まっていた事や、高校最後の夏休み
ということもあって、どこかへ旅行に行こうと計画を立てた。
ただしもう夏休みに突入していたため、観光地はどこもキャンセル待ちの様な状態で、
宿泊地を探すのにかなり苦労した。そしてやっとの事で近畿地方の高原?のような
観光地のペンションにまだ空きがあるという情報をネットでみつけ、まあ騒いでも苦情
が無いならどこでもいいかと即決でそこに決めた。
旅行当日、早朝に出発し昼前に現地に到着したのだが、そこで少し問題が起きて
しまった。
どうやら旅行代理店とペンションの管理組合?との間で伝達ミスがあったらしく。
俺達は今日から2泊3日で予約していたにも関わらず、ペンションの方には宿泊予定が
今日から3日後と伝わっていて、今は満室で1つも空いていないと言い出した。
俺達はここまで来てそれはないだろうと文句をいうと、最初はふもとの町にある
ホテルなどを紹介されたが、俺達はただ観光に来たわけでは無く夜中に騒いでも
苦情が来ないような場所が条件だったため、かなり食い下がった。
するとペンションの人が「じゃあちょっと待っていて欲しい」と携帯でどこかへ電話を
し始めた。
電話の内容は良く解らなかったが、なんとなくかなりモメていたようで、そのまま
15分ほど電話していたが、どうやら話がまとまったようで、「近場に貸し別荘があるので、
そこでどうだろうか?料金はこちらの不手際なのでペンションの代金の3割引で良い」
と言って来た。
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貸別荘 ©著者:hare
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