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9章:夢鬼⑨
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9章:夢鬼⑨
俺達はそれから病院に着くまで、無言だった。
そして、病院に着き、俺達の前の犠牲者の所へ向かった・・・
一つの、病室の前に立つ・・・
そこの病室に書かれていた名前・・・
それはDが図書館で手に入れた写真の裏に、書かれていた名前だった。
この扉の向こうに、俺達の最初の鬼がいる・・・
そこには2人の女性と、医者らしき人が居た。
一人の女性(以降Hとする)は、見るからに痩せこけていて・・・ベットで寝ていた。
窓から遠くの景色を見ている様だ・・
服装がその病院の患者が着る服を着ていた為、この人が俺達の前の犠牲者だと分かった。
いや・・・見るからに・・・この人だって分かったんだ・・・
そしてもう一人の女性(意向Iとする)は、歳からして、この人の母親なのだろうと思った。
それは当たっていた。そして、住職に向かって、Iが口を開いた。
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夢鬼 ©著者:hare
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