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8章:つながり☆ (2/11)

「リクト、時間だよ。」


リクトは私の部屋から出勤する事が多くなった。


「よっしゃ、起きるわ俺。」


「起きるわって…もう出掛けなきゃいけない時間だよ!」


「まじ?いやいや居心地いいよなレナの部屋は。まじずっと住みたい。」


「お店近いから言ってんでしょ?」


「ばれた?大久保最高!てか、俺をそんなに早く追い出してどっか行くの?おまえ。お気に入りの奴卒業したんだろ?」


「うん。きれいに卒業して幸せにパパになる予定だよ。」


「パパかぁ…。で、どこ行くわけ?あ、新しいとこ探すとか?」


「なんで、そんなギラギラして新しい担当探さなきゃいけないの?掃除したいの!」


「レナ、俺の店来てもいいんだぞ?」


「てか、リクトに会いに行ってたんだよ?我が家に毎日のようにいるんだから」


「もっと会いたい?」


「起こしていってらっしゃいってしたくないけど、リクトも仕事おろそかにする人じゃないから、そこらへんは私も考えてるよ。」


「一緒に住もうとかやんちゃな事も言わないしな。」


「わかったから、早く用意しなきゃ。」


「大丈夫。こっからなら余裕だし。」


「結局そこなんだ。」


「まあな。ってそんなわけないじゃん。レナが店に来ないから俺が逆に会いに来てます(笑)」


「私はリクトが家に来るからお店に行く必要がない(笑)」


「じゃ、行ってくるわ。また来るな!」


「うん。頑張ってね。またの御来店お待ちしてます。」


「おう、1番高い酒おろしてやるわ。」


「ばか言ってないでいってらっしゃい。」

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