14章:最低な奴でも好きなんだ (3/4)

先に好きになった方が負けなんて、誰が言い始めたのだろう。


先に大好きになってしまった方が負け。


うちらにはそっちの言葉の方が合ってる気がする。


きっと、日向とあたしの愛はあまりにも違い過ぎただけ。


日向が、少しでもあたしに気持ちがある限り、あたしは日向の隣とはいかないかもしれないけど、少し、ほんの少し後ろから、日向にこれからもついていくよ。


だって…





日向が好きだから。























最低な奴でも好きなんだ。










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