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13章:うちらの付き合い方
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バレンタインも、ホワイトデーも、記念日も、一緒に過ごす事はなかった。
バレンタインに日向の為に作ったケーキは渡す事もなく、結局カビが生えて捨てた。
日向は知らないでしょ?
あたしがどんな気持ちで作ったか、捨てたか。
日向に作った物だから、誰にも食べさせたくなかった。
「チーズケーキ残しといてね。」って言う日向の言葉を信じてた…
でもその言葉は一瞬で嘘に変わった。
あたしが「捨てたから。」と言うと、日向は「ごめん。」と謝る。
「あすかなら、作ってって言えばいつでも作ってくれるでしょ♪」って笑って言う日向を見ていたら、怒れなかった。
「バレンタイン当日に連絡がこなかったら本命がいるね!」と言う友達の言葉を聞いていたかのように、日向は連絡をしてきた。
日向はあたしの事をなんでも知っている。
ずるいね、本当に…
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