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1章:コンビニ
私は幽霊なんてこれっぽっちも信じていなかった。
でも今は信じている、これはその原因となった話。
私は2年ほど前コンビニでバイトしていた。
そのコンビニは23時に閉店という田舎丸出しの店。
(実際は客が少ないからというより、近隣住民の苦情が多かったため)
その日は私と後輩の佐藤、二人でバイトに入っていた、時刻は22時45分。
「そろそろ閉めるかぁ」
「そうですね〜、ジャンプ読みたいですし早く閉めましょ〜」
閉店は23時だが実際タイムカードを押すのは23時30分という決まりがあったため、
いつも私達は早く閉店準備し、漫画を読んで時間をつぶすのが恒例になっていた。
その日も売上の確認、自販機の精算、洗いものを急いで終わらした、時刻は23時ちょうど。
入り口の鍵を閉め、電気を落とし、私達は裏でマンガを読み始めた。
その時、
―ピンポーン、ピンポーン・・・
チャイムが鳴った。(コンビニの入り口に入る時に鳴るアレです)
「ん?誰か来たかな、佐藤ちょっと見てきて」
「了解でーす」
私は佐藤に見にいかせ、監視モニターを入り口に設定した。
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