ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

10章:暗闇の心 (2/14)

「彩ちゃんこっち!こっち!」


人混みをかき分けながら、声のする方向へと向かう。
イチャつくカップルや、家族の波をようやくかき分けると、そこには笑顔で迎える冬馬君の姿が見えた。


「あはは!見る前から疲れちゃ駄目だよ〜!時間はまだまだあるんだから」


暑さと人混みに酔った私に、からかう様に冬馬君は笑った。


「でもごめんね。今日バイト休み取れたら良かったんだけどさ、希望休取りたい人が多すぎて…ほら、僕年下だから…」

「先輩に譲ったと…」

「そういう事!て事で、お詫びにかき氷でも食べようよ!」

「本当は冬馬君が食べたいんでしょ?」

「ばれた?」


はぐれてしまいそうな人混みの中、冬馬君はちゃんと隣を歩く私を確認しながら、かき氷が売っている出店へと歩いた。


90 /102

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

春夏秋冬3 ©著者:みるみる

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.