ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

7章:新たな一歩 (10/11)

エリと夏希が付き合う事になっても、その時は笑顔で「おめでとう」って言える位…その時は強くなっていよう。

前に進むのみ!!


あんなに思っていたのに…。


いくら夏希の恋を応援しようという気持ちがあっても、いくらエリに遠慮しないでなんて言っても、いざ想いが通じ合ったという事実を実感すると、強がるだけで、まだやっぱり強くはなれない自分がいた。



「…彩ちゃん?」


流れた涙を急いで拭うと、そこにはお風呂から上がった冬馬君が、私を見つめていた。


「…だから言ったのに」


小さく呟くと、強く私を抱き締めた。


「何よ…だからって…」


泣きながら、冬馬君の腕の中で聞く。


「何でもない」

「気になるじゃん」

「彩ちゃん酔っ払って覚えてないからいい」

「何それ」


優しく頭を撫でるその温もりが心地よくて、冬馬君の腕の中で涙が涸れるまでずっと泣いた。


70 /102

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

春夏秋冬3 ©著者:みるみる

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.