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2章:喪失 (7/8)

「ただい…」

「彩ちゃん!!こっちこっち!」


言葉を言い終わらないうちに、扉を開けた音に反応したのか、冬馬君がリビングの扉から顔を出し、手招きをした。


疑問を感じながらも、手招きされたリビングへ入ると、リビングには冬馬君以外に秋元さんの姿もあった。


「ふじもっさん!おかえりなさい!」

「ただいま…ねえ、何か良い事あったの?」


肩に下げていた鞄を下ろすと、腰を下ろし、2人に問い掛けた。


「良い事…とはちょっと違うけど、春君の誕生日何しようかって拓君と話してたんだ!」


そういえば…もうすぐ春が来るのか…。


「毎回家で誕生日パーティーなので、たまには違う事してみよう!って話になりまして…」

「そうだね…」


まださっきの事を引きずっているせいか、無意識に力無い声で答えると、


「…彩ちゃん、何かあった?」


と、冬馬君が悲しげな目で私を見つめた。


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春夏秋冬3 ©著者:みるみる

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