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1章:COUNT DOWN
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「私ね、親と2年間って約束で此処のシェアハウスに来たんだ」
「そうだったの?え…じゃあ来年の春にはシェアハウス出るの?」
冬馬君の言葉に、ゆっくりと頷く。
「契約更新は来年の春…更新出来ないんですか?」
「そうだよ!」
説得する2人の言葉に、首を横に振った。
「私さ、実家に居た時は怠け者で、家事なんて一切しなくて…ぜーんぶ親任せだったんだ。此処で初めて料理や洗濯をしてさ、大変さが分かったというか…何か、変わった自分を見せたいし、今更だけど…親孝行とまでは言えないけど、お母さんの負担軽くしてあげたいなと思って…そう思えたのはシェアハウスに来たお陰なんだ」
寂しげな表情を見せる2人に顔を向けると「ありがとう」と、頭を下げた。
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春夏秋冬3 ©著者:みるみる
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