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20章:後悔
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その後、警察のはからいにより、民生委員が家に来て、俺は生活保護を受ける事になった。
すぐに入院し、手術を受けた。
骨髄に溜まっていた膿みや、壊死した骨を取り除いたのだ。
病状は徐々に回復したが、冴子を殺してしまった罪悪感と、悲しみで心が病み、食事も喉を通らない日が続いた。
そして、その青年は現れた。
神崎慎一郎と名乗ったが、名前を聞くまでもなかった。
その顔は冴子に瓜二つだった。
「お会いするつもりはありませんでしたが、あなたが持つべき母の遺品がありましたので」
手渡されたのは『MOON』で撮った写真が数枚。
冴子は満面の笑みをこぼしているが、俺は全てぶっちょう面である。
どうして、いつも笑顔でいてやらなかったのだろうか。
そして、もうひとつ。
裕也を助けに行く時に渡したペンダント。
あれから、冴子がずっと身に付けていた物だ。
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