ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

20章:後悔 (2/3)



その後、警察のはからいにより、民生委員が家に来て、俺は生活保護を受ける事になった。


すぐに入院し、手術を受けた。


骨髄に溜まっていた膿みや、壊死した骨を取り除いたのだ。


病状は徐々に回復したが、冴子を殺してしまった罪悪感と、悲しみで心が病み、食事も喉を通らない日が続いた。


そして、その青年は現れた。


神崎慎一郎と名乗ったが、名前を聞くまでもなかった。


その顔は冴子に瓜二つだった。


「お会いするつもりはありませんでしたが、あなたが持つべき母の遺品がありましたので」


手渡されたのは『MOON』で撮った写真が数枚。


冴子は満面の笑みをこぼしているが、俺は全てぶっちょう面である。


どうして、いつも笑顔でいてやらなかったのだろうか。


そして、もうひとつ。


裕也を助けに行く時に渡したペンダント。


あれから、冴子がずっと身に付けていた物だ。


98 /103

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

桜の木の下で ©著者:僚

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.