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17章:追い打ち (5/5)

「英司、まさか..........」


「だって、もうそれしか..........



冴子の顔が蒼白になる。


「死ぬなんて駄目よ。ねぇ、英司、あなたは国の保護を受けたらいいと思うわ。そしたら、病院代もかからないし、何とか生活出来るでしょう?」


「それって、つまり生活保護を受けろって事?そんなカッコ悪い事出来ないよ」


冴子は必死に俺を説得する。


「また、働けるようになったら止めればいいじゃないの」


だけど、プライドだけは高い俺はそれを拒絶した。


冴子に金を貰うのは何とも思わないのに、何故かとても抵抗があった。


「そう.....いいわ。分かった。私だって、あんなセクハラ爺さんと暮らすのは耐えられないわ。英司にその覚悟があるなら一緒に逝きましょう」


情けない事に、俺はひとりで死ぬのが怖かった。


また今度も、いつも俺の窮地を救ってくれた冴子と一緒に.....と思ってしまったのだ。
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桜の木の下で ©著者:僚

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