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17章:追い打ち
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それから俺は仕事を全て休業し、治療に専念した。
家の外に出るのは、病院と、冴子に会う時ぐらいだ。
もう、利き腕の右手は殆ど使えず、家事をするのも一苦労。
よほど、冴子を呼んで手伝ってもらおうかと思ったが、愛情もないのに一線を越えてしまいそうで止める事にした。
毎日、抗生物質を飲み、点滴を受けたが、良くなるどころか悪化する一方で、どんどん血液の数値が悪くなっていった。
そして、腕の何ヶ所かに孔が開き、そこから膿が出始める。
1日何回もオキシドールで消毒し、包帯を巻き替えるが追い付かない。
「高瀬さん、もう限界ですよ。手術しないと危険です」
医者からの宣告。
覚悟はしていたが、正直かなり堪えた。
その時点ですでに2ヵ月経っていた。
今更、手術など出来ない。
「前にも言った通り、お金が無くて手術なんか出来ないんですよ。ちょっと考えさせて下さい」
家に帰ると、俺はベッドに倒れ込んだ。
冴子の左手の麻痺は生まれつきなのだろうが、その苦しみや痛みが分かった気がした。
それを俺はWワークしろなどと言って追い詰め、彼女を苦しめたのだ。
ブブブブーン.....ブブブブーン.....
こんな時に電話なんて誰だ?
着信は冴子からだった。
何だか、すごく嫌な予感がした。
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