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16章:病 (3/7)

一週間後、医師は俺にある病名を告げた。


「慢性骨髄炎を起こしています」


「慢性......骨髄炎.....ですか?」


聞いた事がない。


「骨折したところの骨髄が炎症を起こしたんです。急性だったと思われますが、あなたの場合ずっと放っていた為に、慢性化してしまったんですよ」


医師は眼鏡を外すと顔を両手で擦りながら言った。


「すぐに入院して下さい」


「入院?!どのくらいなんですか?一週間とか?」


俺が詰め寄ると、医師は気の毒そうに言った。


「残念ながら、かなりの長期になりますね。安静にして、投薬。それで良くならなければ手術も考えなければいけません。それと、この病気は良くなる事はあっても完治する事はありません。一生付き合うぐらいの気持ちでいて下さい」


何を.....?
何を言ってるんだこの医者は.....?


「入院なんて出来ないですよ!仕事あるし、金無いし!保険だって入ってないんです!」


「それなら、毎日通って点滴を受けて下さい。それと、抗生物質を毎日飲み続ける事。出来る限り安静にして。怠ると、皮膚に孔が出来て膿が出て来てしまいますよ。腕を切断などという事になったら取り返しがつかないでしょう? 」


「..............................」


俺は完全に言葉を失った。
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桜の木の下で ©著者:僚

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