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7章:嘘 (3/4)

2時間後、俺と冴子は『MOON 』近くの寿司屋にいた。


案の定、冴子は喜びはしゃいでいる。


食事の途中ではあったが、俺は箸を止め神妙な顔で話を切り出した。


「実は話があるんだ。冴ちゃんにしか言えない話」


「何かしら?」


冴子も箸を置き、俺を見つめる。


「俺に子供がいるのは知ってるでしょ?.....小学1年の長男が、喧嘩して相手に怪我を負わせてしまったんだ」


「まあ.....」


冴子は口元に手を当て驚いている様子だ。


「それが、まずい事に怪我をさせたのは右目でね。失明の恐れもあるらしい。子供のした事だし、親御さんは示談にしてくれると言ってる。だけどそれには示談金がいるんだ」


冴子の顔が曇るのが分かった。


俺は俯いたまま話を続けた。


「200万何とかならないかな?」


そのまま時だけが過ぎる。


先に沈黙を破ったのは冴子だった。







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桜の木の下で ©著者:僚

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