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3章:出会い (5/5)

「英司さんって優しいし面白いのね」


冴子はクスクスと笑っている。


俺は俯いて頭を掻いた。


そこへマネージャーがやって来て耳打ちをする。


なんてこった。
こんな時に移動命令だ。


翔が冴子に付き、俺はまた痛客のお守り。


「冴ちゃん、ごめんなさい。ちょっと席外さなくちゃいけなくなりました。また来て下さいね」


「そうなの。このままお話したかったわ」


そんな事言われたのは初めてだ。


グラスを合わせると、俺は後ろ髪を引かれる思いで席を離れた。


きっと冴子は翔のテクニックにメロメロになってしまうだろう。
夜遊びした事がないなら尚更だ。


俺はいつも詰めが甘い。
絶好のチャンスだったのに。


冴子と翔が並んで座ってる卓のヘルプにだけは付きたくない。


キチガイ女の相手をしているうち、いつの間にか冴子は常連客とともに帰ってしまった。


俺ってほんとにつくづく鈍くさい。



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桜の木の下で ©著者:僚

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