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2章:妊娠 (1/1)

2章:妊娠

箱ヘルで、働き出してから二ヶ月目。

子宮の辺りの違和感を感じだした。

C1000タケダなんて、美味しいと思わなかったし、酸味の強いものは嗜好ではなかったが、この時は美味しくてグビグビ飲んでた。

そう言えば、生理がかてないな…。

不安になって、薬局で妊娠判定したらやっぱりできていた。

彼の子だった。

でも、ランパブと箱ヘルを掛け持ちして、お金を稼ぐのが楽しくなってたし、第一彼の今の状況で子供を産むという選択ははなからなかった。

彼とはもう別れていたし、一人で育てる自信なんてなかった。
覚悟ができなかった。

当時、売れっ子のヘルス嬢だったが、休みを取ることは難しかった。
堕胎したあとに、箱ヘルで働けないと考えた。
そのまま、箱ヘルもランパブも辞めてしまい、一人で病院に行って中絶をした。

幼稚な自分だった。
安易な考えだった。
子供に対する罪悪感はあったが一人で育てる覚悟がないから…

そう、自分に言い聞かせた。

暫く、働く気力もなくただプラプラと堕落した生活を送っていた。

無気力そのもの。

未来を夢見たり
想像したり
将来どうなりたいかなんて
自分に向き合うことにすら
気付かなかった。

この時のアタシは、本当にただの弱虫だった。

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元風俗嬢の回顧録 ©著者:更沙

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