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4章:告白
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「岡田さん、おはようございま〜す。」
佐々木ひなは、朝からご機嫌であった。
昨日までは、岡田係長とよんでいたのに、この日から「岡田さん」とよぶようになった。
昨日、会社の行事以外で飲んだからって、親しくなったとでも思っているのだろうか。
「おはよう。今日は仕入先からの見積書を仕入先毎に綴ってください。
あと、電話対応もお願い。」
私は、連日の佐々木ひなのミスによる尻拭いで疲れていた。
課長に、3ヶ月契約で派遣社員として、雇ったが、どうにもならないので契約満了前だが、終了してほしいと願い出た。
しかし、答えはノー。
契約満了まで、我慢してほしいと言われてしまった。
たぶん、途中で契約解除すると何かと面倒なのであろう。
ただ、課長も彼女の仕事のできなさにあきれていたからか、契約を更新しない約束はしてくれた。
「とりあえず、業務にあまり支障のないことをやらせて。」
と言われたので、小学生でもできるような仕事を割り振った。
だが、彼女はそれさえも、できなかった。
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大奥 ©著者:美沙
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