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11章:不安定な積木 (2/9)

片付けが押し、時刻はいつも帰る時間より大分遅くなっていた。


走ってシェアハウスに帰ると、1階の奥から強い口調で話す声が聞こえた。

ちらっと覗く様に様子を見ると、奥の扉の前で、夏希が誰かと話をしている。
部屋の位置からして、相手は冬馬君だろう。


「…もないよ」

「何でもない訳ねーじゃん。俺、何かしたか?」

「してないって…」

「じゃあ何で最近突っ掛かるんだよ。理由わかんねーとどうしようもねえし、理由もなく突っ掛かれても苛つくんだけど?」

「しつこいなあ!何でもないって!」


バタンッ!!


勢いよく扉が閉まると、溜息を吐き、苛々した様子で体勢を玄関方向へと変えた夏希と目が合った。


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春夏秋冬2 ©著者:みるみる

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