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3章:恥ずかしがり屋のサプライズ
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誕生日当日。
浮かれ気分で家を出る夏希を見送ると、リビングへと戻った。
シェアハウス内には、秋元さんと冬馬君と私。
春さんは仕事へ向かった。
2人のバイトは午前中から夕方にかけてという事もあり、この組み合わせはしょっちゅうだ。
リビングのソファーで寛ぎながら考え事をしていると、珍しく秋元さんがリビングへと降りてきた。
「あれ?秋元さん、珍しい…」
「き…今日は僕が晩御飯作ろうかと…」
足早にキッチンへ向かうと、米を炊き始めた。
「何作るんですか?」
「ふじもっさん…卵アレルギーですか?」
「え!?いや…違いますけど…」
「良かった…。卵、使わないで下さいね」
「ああ、はい…」
ん〜話が噛み合わない…。
お米を炊飯器にセットすると、秋元さんはまた、2階へ上がってしまった。
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春夏秋冬2 ©著者:みるみる
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