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4章:山内さんへ。
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『お疲れさまでした〜』
やっと日報を書き終えた俺は
最後の気力を振り絞って挨拶をし、
事務所を後にした。
駐車場にバイクを取りに行くと
そこには帰った筈の山内さんが
自分のトラックを綺麗に洗車していた。
『山内さん!』
『おっ!谷本くん!』
『谷口っす…』
『あはははは!やっと突っ込んだ!』
『わざとだったんすか…』
『おうさ!(笑)』
『山内さん…性格悪いっす…』
『よく言われる!
でも1日目で突っ込みが出来るなんて上出来上出来♪』
『…元気っすね…自分死にそうっすよ…』
『慣れ慣れ♪初めは辛いけど慣れれば楽しいよ!
キツいけどね(笑)』
『仕事後洗車とか体力ありますね…』
『あはは!トラックは相方みたいなもんだからね!
固定貰えれば分かるよ!
ささ!早く帰んな!
明日は筋肉痛だよ〜(笑)』
そう言う山内さんの顔はあせまみれで、
とてもキラキラしていた。
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