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4章:山内さんへ。
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少しトラックを走らせて着いたのは大きな倉庫。
到着するなり足早にトラックを降りて後ろの観音扉を開く山内さん。
『お疲れさまです!』
男にまみれた場所で
人一倍元気な山内さん
どうしていいかわからない俺は突っ立っていた
『あ!この子今日から入る谷口くん!』
…ちゃんと名前覚えてるじゃないっすか…
『…よろしくお願いします』
倉庫番の人達は一斉にこっちを向いて
『美咲にいじめられるなよ〜』
とわらっていた。
皆とても気さくでなんだかほっとした。
『さて!谷口くんは見てて!』
そう言った山内さんは顔つきががらりと変わって仕事モードに入った。
重い飲料を男並みに持ち上げ、
運ぶ。
『手積みつらいわあ〜』
と体を動かしながら笑う山内さんは、少し格好良かった。
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